自社実験レポート

株式会社プライスレスのホームページ改善記録|サービスサイトから実践ログ型サイトへ

11分で読める萩原

はじめに

このサイト(priceless-inc.com)は、2026年に一から作り直しました。以前のサイトは内容が古く、サービスの整理もできていない状態でした。今回の改善は、「完成した状態を目指す」というよりも、「改善し続けるための土台をつくる」という意識で進めました。

この記事は、その改善プロセスを記録したものです。うまくいった部分だけでなく、試行錯誤した部分も含めて書きます。

なぜ取り組んだのか

プライスレスは、ホームページ改善、AI活用、EC運営、動画・SNS活用、バックオフィス改善など、複数の領域で支援を行っています。これ自体は強みだと考えています。ただ、「何でもできる」という状態は、訪問者から見ると「結局何の会社なのか」が分かりにくくなるという問題もあります。

実際、以前のサイトでは、サービスページを読んでも「具体的に何を頼めばいいか分からない」という反応をいただくことがありました。複数のサービスを持ちながら、それぞれの対象者や解決できる課題が整理されていなかったためです。

相談の入口が曖昧だと、問い合わせ自体が起きにくくなります。そこで今回は、「サービスをきちんと整理し、訪問者が相談しやすい状態をつくる」ことを目標に設定しました。

実際に行ったこと

サービスを4つに整理してLPを作成

最初に行ったのは、提供サービスの整理です。

これまでは「何でも相談できます」という形で案内していましたが、それでは訪問者が自分の悩みと照合しにくいと判断しました。サービスを以下の4つに整理し、それぞれ独立したページ(サービスLP)として設計しました。

  • ホームページ改善・Web集客支援
  • AI業務効率化支援
  • EC運営・バックオフィス改善支援
  • 動画・SNS活用支援

各ページには、「どんな課題を持つ人向けか」「何をするのか」「どんな流れで進めるか」「よくある質問」を盛り込みました。サービスを言語化する過程で、自分たちのやっていることを改めて整理できたという副次的な効果もありました。

ブログ記事の追加

サービス説明だけでは伝わらない部分があります。そこで、実際の課題や改善のポイントを記事として書き始めました。

「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない原因」「AIでブログを書くときの注意点」「小規模EC事業の売上管理」など、相談者が検索しそうなテーマから書いています。記事を書く作業は、自分たちのサービスの整理にも役立っています。「何をどう伝えるか」が明確になると、記事の構成が決まりやすくなります。

FAQの設計

各サービスページにFAQを設けました。「よくある質問」というより、「相談前に気になるであろうこと」を先に答えておく、という意図で設計しています。

「今のサイトを全部作り直す必要がありますか?」「WordPressでも対応できますか?」といった質問を先に置いておくことで、問い合わせへの不安を減らすことができます。

診断メニューの追加

今回の改善で最も重要だったのは、「現状整理・診断」という入口を作ったことです。

いきなり制作や運用を依頼するのではなく、まず現状を確認して、どこから改善すべきかを整理する場を設けました。これは「何を頼めばいいか分からない」という問題に対する回答でもあります。

現在、以下の4種類の診断を用意しています。

  • 小さな会社のWeb改善診断
  • AI業務効率化ミニ診断
  • EC運営・バックオフィス整理診断
  • 発信導線の整理

診断を入口にすることで、相談者は「最初から全部依頼しなければならない」という心理的な負荷なく、まず現状を話せる状態になります。

つまずいたこと

一番苦労したのは、「サービスを言語化すること」そのものでした。

支援内容は経験として頭の中にあっても、「相手に伝わる言葉で整理する」のは別の作業です。最初に書いたサービス説明は、専門的すぎたり、抽象的すぎたりしていました。「小規模事業者が読んで自分ごとにできるか」という基準で何度も書き直しました。

また、「何でもできる」という強みを押し出すほど、「結局何屋さんか分からない」という問題が起きやすくなります。現在のサイトもまだ改善途中で、情報の整理や表現は引き続き見直しています。

ブログ記事の量が増えると、今度は「どの記事が重要なのか分からない」という問題も出てきます。トップページに表示する記事を厳選したり、カテゴリで分類したりする工夫が必要でした。

試して分かったこと

サービスサイトを作るうえで、「入口の設計」は非常に重要だと実感しました。

訪問者がトップページで「自分の悩みに合いそうか」「何を頼めばいいか」を判断できるかどうかで、問い合わせへのつながりやすさが大きく変わります。この判断を助けるのが、サービスの整理と診断メニューです。

また、ホームページは「完成形」を目指すより、「運用し続けるもの」として考える方が現実的だと分かりました。情報は変わりますし、課題も変わります。更新しやすい仕組みにしておくことが、長く使えるサイトにつながります。

今後は実践ログのコンテンツも増やしていく予定です。支援ケースとは別に、自社で試したこと、代表が別組織の現場で得た知見を記録していきます。

小さな会社に活かせるポイント

  • サービスを言語化するときは、「できること」より「誰のどんな悩みに応えるか」を起点にする
  • FAQ設計は、「相談者が聞きにくいこと」を先に答えておくという視点が有効
  • 「診断・相談の入口」を作ることで、いきなり依頼しにくい人にも相談してもらいやすくなる
  • ホームページは「完成」ではなく「運用するもの」として設計し、定期的に見直す

プライスレスで相談できること

ホームページの構成見直し、サービスの言語化、問い合わせ導線の整理は、支援の中でよくご相談いただく内容です。自社サイトで取り組んできた経験をもとに、現実的な改善方法をご提案します。

まずは現状のサイトを確認しながら、どこから改善すべきかを整理するところから始められます。いきなり全部作り直す必要はありません。

自社サイトの改善ポイントを確認したい場合、まずは現状をお聞かせください。Web改善診断から始めることもできます。

関連サービス

Web改善Claude Code実践ログサービス設計問い合わせ導線

よくある質問

Q. 自社サイトの改善は何から始めればいいですか?
まずサービス内容を言語化することです。「何ができるか」ではなく「どんな悩みを持つ人に何を提供するか」を整理すると、トップページの構成が決まりやすくなります。診断ページを見てもらうのもひとつの入口です。
Q. 診断メニューはなぜ設けたのですか?
複数のサービスを提供しているため、相談者が最初に何を頼めばいいか迷いやすい状況がありました。「まず現状を整理する入口」として診断を設けることで、問い合わせへのハードルを下げることができます。
Q. ホームページは完成したら終わりではないのですか?
サービス内容は変わりますし、お客様の悩みの表現も変わります。定期的に見直し、更新し続けることで、より相談が来やすい状態を維持できます。完成より「運用できる状態」をつくることが先決です。

この内容について相談してみる

「自社に当てはめるとどうなるか」「何から始めればいいか」など、まずは現状をお聞かせください。

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